 |
|
15エーカーの広さを誇るリンカーン・センターはマンハッタンの北、セントラル・パークの西側、62丁目と66丁目そして9番街とアムステルダム・アベニューに囲まれたところに位置する。
ブロードウェイの劇場街近くのニューヨーク・ヒルトン、シェラトン・ニューヨーク、ルネッサンス・ホテルからは十分ウォーキング・ディスタンスである。
遠方のミレニアム・ヒルトンなどに宿泊する場合には地下鉄をおすすめする。 ニューヨークの渋滞は東京の比ではなく、タクシーで劇場に向かうのはすすめられない。
地下鉄の場合は1番か9番のローカルに乗り、66丁目で下車する。 なおニューヨークの地下鉄にはエクスプレスがあるので注意すること。 これに乗ってしまうと73丁目まで連れて行かれることになる。 同じ路線のホームが複数ある場合、一般に各駅停車は進行方向の一番右側のホームから出ることを覚えておこう。 さてダウン・タウンから来た場合にはホーム後方よりのリンカーン・センターの表示のある通路を使い反対側ホームに渡り、表示に従い地下鉄の回転オリから出ると地下道がリンカーン・センターまで続いている。 メトロポリタン・オペラへは途中で右折する。 チケット売り場へは突き当たりの出口を出、左奥のエスカレーターでメットの1階へ。 チケットを持っている場合はその出口の手前を左折すると左側にギフト・ショップ、右側にメットの地下入り口がある。 シティー・オペラへは途中で右折せず標識に従って進む。 なおこの通路はループ状になっているので、右回りでも左回りでもどちらもメトロポリタン・オペラ・ハウス、エイブリー・フィッシャー・ホール、およびシティー・オペラ、シティー・バレーのニューヨーク・ステート・シアターへ行けるので心配することはない。
|
夜、9番街からリンカーン・センターを望んだのが下写真だ。 広場中央の噴水(白い部分)のまわりに左から、ニューヨーク・ステート・シアター
New York State Theater、メトロポリタン・オペラ・ハウス Metropolitan Opera
House、エイブリー・フィッシャー・ホール Avery Fisher Hall が美しい。
このリンカーン・センターは世界最大のカルチャー・コンプレックスと言われ、次の12の著名な団体のホーム・グラウンドである。
|
リンカーン・センターの中で開演前のわずかな時間で軽く食事をする場所としては、エイブリー・フィッシャー・ホール内のパネヴィーノ・リストランテ
Panevino Ristorante がある。 ワインとパスタ、それにカプッチーノで30ドルを越えてしまうので結構いい値段だ。 パスタは大してうまくない。
少し遠くはなるが、ブロードウェーをダウンタウン側に歩いたところの左側にはセルフ・サービスのカフェテリアがあり、ここでは経済的な食事が出来る。 巻き寿司などもここにはある。
劇場が引けた後の食事にはいつも困る。 以前はタイムス・スクエア近辺のピッツェリアやスバッロ
Sbarro とか中華料理屋あたりで済ませていたのだが、少し本格的な店を見つけた。 7番街のシェラトン・マンハッタンの向かいに面するリーゼ
Rieze というレストランであるが、ここは24時ごろまで開店しているので劇場が引けてからでも十分間に合う。 値段は前出のパネヴィーノ・リストランテとほぼ同様だが、味は格段にこちらが上だ。
|
マンハッタンのホテルは高いことで有名だ。 タイムス・スクエアのルネッサンス・ニューヨークはロケーションも良いし、その最新の設備も魅力的だ。 しかし最近それが認知されてきたのか料金は高くなるし、また規模の小さいホテルと言うこともあって予約が難しくなってきた。 ニューヨーク・ヒルトンはまあ満足できるホテルだし、金曜夜から月曜朝までの期間だと200ドルを切る週末レートも良く見かける。 シェラトン・ニューヨークとシェラトン・マンハッタンはロケーションは良いのだが、風呂の水が赤茶けていたり、料金相当の満足感が沸かない。 シェラトンだったら少し遠いがパーク・アヴェニューのシェラトン・ラッセルはこじんまりとして落ち着いている。 これも劇場街から離れるがウォールドルフ・アストーリアも落ち着いていて良いし、土曜夜から月曜朝にはやはり200ドルをきるレートが出る。 私の場合には何回か無償アップグレードを体験しており、これもうれしい。
最近良く泊まるのはワールド・トレード・センターの向かいのミレニアム・ヒルトンだ。 このホテルは新しく、設備は申し分ない。 強いて言えばコーヒー・メーカーがないのが欠点だ。 平日は通常350ドル位するが、週末レートは200ドルを大きく下回る。 2001年4月にはなんと135ドルで泊まれた。 ここからだと地下鉄で66丁目駅へは乗り換え無しでいかれる。 週末はおすすめだ。
なお上記のレートは室料のみの金額で、これにステート・セールス・タックス、シティー・セールス・タックスおよびオキュパンシー・タックスがかかるので、かなりの金額になる。
残念ながらこのホテル、9月11日の事件のため躯体には損傷がないということだが現在休業中である。
そこで探し当てたのがマリオット・フィナンシャル・センター Mariott Financial
Center だ。 ここはグランド・ゼロからおよそ50mほどの場所で、全面の道路9Aが通行止めとなってはいるが営業は行っている。 地下鉄のレクター・ストリート
Rector St. やウォール・ストリート Wall St. から3-5分と近く、豪華な2 ダブルベッド・ルームの2人分の朝食つき週末料金はなんと144ドルであった。 (2002年2月)
|
|
 |
 |